ラドウェアの創業者であり、1997年4月の会社設立時より代表取締役社長および最高経営責任者を兼任。会社の全体的な方向性と戦略を決定する立場にあります。
そのリーダーシップの元、ラドウェア(NASDAQ:RDWR)はスタートアップ企業から、全世界に35の拠点と1,100名の従業員を抱える、グローバルな業界随一の一部上場企業に成長しました。会社創立からわずか2年半後の1999年9月の新規株式公開(IPO)、そして翌年2000年1月の追加公募による2回の公募を含む、計2億ドル以上の投資を集めることに同氏は大きく貢献しました。
攻撃防御へのニーズの高まりを見越した同氏の先見の明により、ラドウェアは2002年にコア製品だったアプリケーション デリバリーのラインナップを拡大し、サイバー攻撃の防御ソリューションを加えました。今ではラドウェアは物理的、クラウド、そしてソフトウェア定義済みデータセンター向けの、サイバーセキュリティとアプリケーションデリバリーソリューション両分野で業界をリードしています。そして、そのサービスはガートナー、フォレスター・リサーチ、IDC、フロスト&サリバンなど大手調査会社から高く評価されています。
同氏はリーダーとして安定した成長をラドウェアにもたらしました。2019年にラドウェアは2億5,210万ドルの収益を計上、2015年から2019年の5年間で、累計1億1,680万ドルのNon-GAAP純利益と2億1,120万ドルの営業キャッシュフローを生み出しています。
この成長は、同時に商用銀行トップ20行のうちの12行、証券取引所トップ12のうちの8ヵ所、小売業トップ20社のうちの6社、電気通信企業トップ10社のうちの6社、モバイル通信事業者トップ12社のうちの10社との取引を通じてもたらされたものです。ラドウェアはシスコ、Checkpoint、IBM、マイクロソフト、ノキア、SAP、VMWareをはじめとする企業と戦略的パートナーシップを保持しています。
ロイ・ジザペルは、ラドウェアによるいくつかの企業買収を成功に導きました。その具体例としてV-Secure Technologies(2005年)、Covelight Systems(2007年)、Nortel社のアプリケーションデリバリー事業であるAlteon(2009年)、そしてStrangeloop Networks(2013年)などが挙げられます。さらにいちばん最近のケースとして、Seculert(2017年)とShieldSquare(2019年)の買収を手がけました。
ラドウェアを創立する前は、RND Networks社の受賞歴もあるIPロードバランシング製品群の開発に携わり、さらにMadge Network社のLAN ATMスイッチのアルゴリズム研究を指揮しました。医療画像ソリューション会社であるAlgotech Systemsにて、ソフトウェア開発者としてそのキャリアをスタートさせました。
1989年にイスラエル国防軍に徴兵され、1994年まで諜報部隊に所属しました。テルアビブ大学を首席で卒業し、数学とコンピュータサイエンスの理学士号を取得。さらに同大で研究生として国際ウルフ賞を受賞しました。また、グローバルロードバランシング、ネットワーク近接性、トラフィックのリダイレクト、マルチホーミングの分野において、さまざまな米国特許と特許出願を保持しています。